アート

始動

昨年の9月〜12月、フィジーにいました。フィジー暮らしを書こうと思ってましたが、このブログを管理し守ってくれるサーバーがフィジーでの不正侵入の危険性を指摘するので書くことを断念しました。

昨年12月30日に帰国しました。以来、フィジーの暑さから日本の冬の寒さという気温の変化に身体がついて行かず、毎日、家でブラブラと過ごし、やっと目覚めた私です。

さてフィジーの話は追々するとして、今の話をしましょう。

常に元気印の私ですが、それなりの歳になったせいか、車の運転がどうも危うい。このまま老後生活真っしぐらとなるのかと。。。思っていたのですが、ある日、ふと気づいたのです。もしかして頭が冴えて寝られない時に頭を休めるために飲んだ睡眠薬が悪さをしているのではないかと。で、睡眠薬を飲まないことにしました。

すると直ぐに結果が現れました。車の運転が怖くなくなったのです。かなり落ちていたスピード感が以前と変わらなくなり、時に制限速度をオーバーしているという一般的な?状態になったのです。いやいや全く薬の後遺症だったのですね〜 。薬が体内に残っていたのでしょう。

そうなるとやる気も湧いてきました。身体を頑丈にしておかないとやりたいこともできないですからね。以来、散歩は毎日、このところ以前と変わらずヨガも始めました。少しづつですが確実に変化してきてます。

そんなわけで散歩中、町中で知り合いにばったり会うことが多くなりました。「あらっ!おひさしぶり!今はどちらですか?」と聞かれてしまいます。「はい!こちらにしか家はありませんよ。」と応えてます。ずいぶん長い間、この地を離れていたようです。

さて昨日は友人の個展を観に京都まで行ってきました。何年か前に京都の同時代ギャラリーで同じ時期に展覧会をしていた方です。今回はGALLERY SUGATA KYOTOです。『光と影の眼差』加藤力之輔さんの作品展です。人物デッサンです。群像というのか、大きな作品が並んでました。墨の濃淡で描かれていて、白は明るい光を放っている。見応えがありました。久々にお会いして、楽しく会話し、いい時間を過ごしました。京都では2月29日まで。http://www.su-ga-ta.jp/  東京では3/3〜3/23渋谷ヒカリエShinQs 5F「茶庭 徒然抄院」内です。

2016年02月24日12時57分07秒.pdf000

たじまもりさんの写真

開業以来、医院の待合室に友人のたじまもりさんの鳥の写真12枚が展示されてます。先日、新しい写真に変わりました。

ここに訪れる人は「えっ!但馬にこんなに多くの鳥がいたの?」って、驚きます。この土地に何年も暮らしていても、実はみんな気づかないで過ごしているんですね。私もこんなにいると聞いても、写真で見ても、ほとんどの鳥に出合ったことはないのです。

じっくりと見る時間の余裕がほしい!と思います。
もしかしたら時間の余裕ではなくて、心の余裕がないのかもしれませんが。。。

生まれたばかりのフクロウのヒナ、白い毛に覆われて。。。

今回も12枚の写真を取り替えていただきました。

一枚一枚、紹介したいのですが。
素晴らしい写真の数々です。
たじまもりさん、ありがとうございました。とてもとても感謝してます。

たじまもりさんの写真はネットで見ることができますよ。
TAJIMANIA Sanctuary に行ってみてください。

テキスタイルレシピ

今年のグループ展は都美セレクションとなりました。

 

 


都美セレクション「テキスタイルレシピ』会期終了しました。多くの人に見ていただきました。来ていただいた方、ありがとうございました。

会場の様子です。

ひとりひとりの作品を紹介します。

まなごのりこ

古くなったウールの毛布を板締めという技法で染めました。もともとあった毛布の柄が新しいデザインとして生きてます。ぶたさんの物語があるらしいですが。。。聞かなくても心がほのぼのする暖かな雰囲気が漂ってます。

杉山映子

ドットでろうけつ染めをした布です。毎日、ドットを染めて続けて。
その上に同じくドットの布で手作りしたうさぎ500個が縫い付けてあります。そのうさぎも卯年元旦から毎日一個。凄いエネルギーを感じると感想を言われる方が多かったです。

佐藤修

引き染め。ぼんやりとしたボカシが生きてます。見る人の想像力を引き出してました。

ミカミイズミ

スクリーンプリントで染めたパンチパネルカーペットの上に小さなツールマンが1020個、のってます。
ツールマンの素材はそろばんの玉、どんぐり、指サック、コルクの栓、ネジなどで作られてます。小さなお子さんからお年を召した方までが床すれすれに座り込むようにじっくりと見ていかれました。みなさん楽しい思いをされたようです。

濱野十起子

キビソを経糸に緯糸をテグスで織りました。キビソ(生皮苧)というのは繭の外側から糸を紡ぐ時のはじめの一歩の糸です。繭がついていたり太かったり細かったりでかなり腰のある糸でした。緯糸のテグスも張りがあって、織り上がった時に普通の布とは違って、カーブを描くことができました。その布自体に任せた展示にしました。私自身、布のもつ力を感じた作品でした。

小さな綴れを色順に並べてみました。その赤です。

来ていただいた方はじっくりと見てくださる方が多く、質問されることも。。感想も述べられるのでとても参考になり、それらがこれからの作品作りに反映できそうな気がしてます。ありがとうございました。

2013年2月10日

桑原実彦さんの彫刻・水彩画展

原宿での桑原実彦さんの「彫刻・水彩画展」に行ってきました。

画廊で最初に迎えてくれたのは気持ちよく泳ぐ魚たちでした。

そして中に入ると水彩画と彫刻が。訪れた人たちに説明する桑原さん。

いつもHPやFacebookなどで拝見している作品群が目の前にありました。

私のお気に入りの彫刻! 威嚇してます。

そして鳥達。こんなに小さいとは思ってみませんでした。とっても細い脚、鋳造が難しいのではとお聞きしたら、二種類の方法を教えてくださいました。なるほどとその時はわかったのですが。。。

とにかく鳥達の表情?がいいですね。

ひょうきんな。。。

スケッチ画集を手に取って見ることもできました。

二時間ほど、お邪魔しました。ゆったりした良い時間でした。

外を見るとGWの初日、竹下通りに近いので人がせわしく行き交ってます。

外に出るとまるで異空間でした。その竹下通りはずっとこんな感じで人で溢れてました。人の流れに逆行するとなかなか前に進めない。斜めに斜めに動きながら進まないと押し流されてしまうのでした。

杉山映子展のお知らせ

専食研究会仲間の杉山さんの個展がこの連休中に大磯の「ぶたのしっぽ」で開催されます。

 

昨年の11月にも同じ場所で個展をされました。その様子を紹介します。

「ぶたのしっぽ」は大磯の鴫立庵の隣の「とんかつ はやし亭」にあるギャタリーです。

この写真は鴫立庵です。

ぶたのしっぽの入り口

さて、杉山さんの作品です。
昨年からのうさぎシリーズ、布を染めてカットし、うさぎの形を縫ってます。

水玉模様がいいね〜。ろうけつ染めです。

今年のDMにはアクリル画が描かれてました。

さあ、今年はどんな作品が並ぶかしら?
ぜひお出かけください。

「型染・五人展-2012」

この日曜日、友人たちの型染の作品展を見に行きました。彼女たちとは京都造形芸大の大学院で一緒だった学友です。院では私だけが織で他の人は染色でした。布を染めることは私には未知の分野、一緒だった2年間で染めを少し知ることができました。

型染は型紙で型を作り染める技法です。染めは織りと違って、色をおいた時点で一瞬に染まるわけで、織りに比べると楽のように思うのですが、染めるまでの行程がなかなか大変です。年賀状の芋版作りをより細密にしたものだと想像したら、型作りの大変な作業が理解できると思います。描きたいところを反転させ、細い箇所はどこかで大きな部分に繋がないと切れてしまう。。とにかく手仕事は何でも簡単ではないです。

さて、友人達の作品展は京都の三条通にある同時代ギャラリーでした。ここは私たち仲間も何度か、グループ展をしています。人通りが多くて、通りすがりの人も入りやすい。京都はギャラリーが多く、それらを廻ることを目的にしている人々も立ち寄るギャラリーのひとつでもある。以前は毎日新聞社が使っていた建物でレトロな雰囲気があって面白い。その一階にギャラリーがあります。

入り口のドア窓越しに中を覗く。あれは佐野さんの作品だ。ふっと大学院時代の合評を思い出しました。なつかしい授業風景を。あれから3年が経つ、そんなに時間が経過してるのかと…思いながら中に入りました。

さあ、友人たちの作品を紹介しましょう。

佐野江美子さんの作品 彼女は植物の写生から、何かを感じた部分以外をどんどん削ぎ落していったものを染めていたような。。。赤と黒がいいね!

根岸き久江さんの作品 彼女は染めを始めて長いらしい、型染暦は10数年と言われていた。いろんな試みを思いついて、次々と挑戦している。一般的な型染の常識とは逆の発想だったり。。で、それはそれで大変なエネルギーがいるんだけど。気に入るまで、同じ型で何度も染めて。右の大きな作品は何枚もゴミ箱にね!って、笑って話してました。細かい模様の型を作って、それらを染め重ねている。一部をトリミングしてみました。

村上由江さんの作品 彼女は自分で野菜を作っていて、それらの野菜からの透き通ったような空気、透過みたいなものを表現したいって、合評で言われていたような。。。キャベツかしら?美しい透過。。。

私が行った日は最終日でした。休日で混み合った三条通、次々と通りすがりの人が入ってくるのです。平日でもたくさんの人が来てくれたとのこと。この場所は自分たちの作品を見てもらい、いろんな意見を聞くにはとても刺激的な場所だと改めて思いました。

そうそう私たちも去年の5月、ここのコラージュという部屋でグループ展をしました。外から見るとこんな感じでした。

 

スウェーデンの切り絵作家

先日、スウェーデン大使館で「アグネータ・フロックの世界」〜ゆめ×織×物語〜を開催しているというスウェーデン在住の方からのツイートを見つけて行ってきました。

つづれ織りの作品と切り絵が展示してありました。アグネータさんも会場におられて、次々と来場する人たちと作品の説明や作品の前での記念撮影をされてました。彼女の著書やDVDはその日のうちに着くということで4時間ほど、大使館や近くで食事したりして、すっかり常連のようになってしまいました。お世話になりました。大使館のハヤミさん。

アグネータさんの切り絵は色がとても綺麗です。はさみで白い紙をフリーハンドで切り取っていく。バラバラにならないように繋がった切り方です。切り取った切り絵に顔彩で色をつけていくという手法です。

描かれているのは自然界の生物、植物、童話、民話などに登場する人やもの、楽器、いろいろ夢のあるモチーフを楽しく暖かく美しく、それらが動きをともなって、まるで歌うように、踊るように、音楽も聴こえてくるような作品群でした。お会いしたアグネータさんのお人柄がそのまま伝わってきます。

私と友人もアグネータさんとの記念写真を撮らせていただきました。片言の英語での話しかできなくて残念でしたが良い時間を過ごしました。私にとっては刺激的な素晴らしい出会いでした。

川越に移動して、28日まで開催されてます。お勧めします。

 

「花挿しに囁く展」

今年も林秀行先生の個展が日本橋高島屋の隣の壺中居でありました。行ってきました。毎回、いつも人の絶えない個展です。先生のお人柄に集まった知らない者同士、先生との意義ある会話を楽しみました。2011/10/3~10/8

私「今は便利になって、植物染料でも材料の植物を煮出さないで、すでに煮出した液を染料屋で売っているんですよ」林先生「釉薬でも土でも調合されたものを使ったりするようになってる。土を採集してくるところからとは言わないけど、どんな土が合っているのか、自分の土にする工夫、捏ねて作っていくことが大事なんだと思う。」

私は最近、台所のIHで染めをする。便利なのが炎がないから、糸が焦げるという心配しないでいられる。けど、炎での微妙な調整がないのが良いのかどうか?という疑問を話すと林先生が全くそういう経験がないのではなく、よく知ってる上でなのでいいんじゃないかと言われた。

何でも便利になって面倒なことを省き、手軽に染めたりできるようになった。そういう商品が開発されていく。アートもそういう時代になったわけで、誰でもそこそこ上手くいける。それが本当に良いのかという問いかけをされている。先生の場合は陶芸なんだけど、どの分野も同じで、自分で一から作り上げていくことから見えてくるものにこそ、自分を成長させるものがある。そんな思いを強くした。

そんな話題などなど、なにげない話の中にピン!と感じるものがいつもある。けっして上から意見を言われるわけではなくて、誰もとも同じ高さにあって、分け隔てなく、そこに集まったもの全員と楽しい会話なんです。

林先生って、ほんとうに素晴らしい方です。造形大で陶芸を学ばれた方々が羨ましいです。