四日目〜馬籠宿

今回の旅は中山道近くを走っている。私の育ったふるさと美濃太田も宿場町でした。木曽川が人々の行く手を遮り、川が荒れる時は足止めされ、参勤交代の大名が泊まる宿、本陣がありました。三日目の夕方、訪れた馬籠宿も峠越えの宿場でした。旧中山道なのです。峠を越えると妻恋宿につながっています。かなりの急斜面に建てられた宿場です。その道はあの和宮が輿入れした時に通った道なのです。その時に道幅が広げられたと案内所の方に聞きました。公家が通る道幅は決まっていたのだそうですよ。

馬籠宿3

馬籠宿4

ここには宿もあり、人々が暮らしていける集落があったのです。
今では考えられない急な坂道でさぞ不便だったのではと思うのですが。昔は峠が賑やかな場所だったのです。

馬籠宿5

馬籠宿6

江戸から明治にかけて、ここでは何度かの火災にあって、当時の本陣も残っていません。
強固に造られた玄武岩の石垣があるのみですが、本陣資料館には「大名の間」が当時の姿にほぼ忠実に再現されてます。

馬籠宿7

ここは島垣藤村が生まれ育った場所です。その藤村邸も火災で焼失してます。
今は生家のあった場所に藤村記念館が建てられてます。

入ると藤村の本が読みたくなりますよ。『夜明け前』は特に!!

馬籠宿8

馬籠宿を過ぎ、振り返ると向こうの山が見えました。
その先に進むと木曽の山々が見える高台に。晴れていると恵那山が見えるそうですが。。

馬籠宿10

この先は馬籠峠に続いています。ここから妻籠宿までは7,6kmです。バックパッカーの外国の人たちが進んで行きました。案内所で聞いたら、車を馬籠の駐車場に置いて、妻恋に着いたら、バスで帰ってくるという方法もあるらしいです。挑戦してみたいです。

馬籠宿9

私は朝のうちに馬籠宿をあちこち見て、次の場所、駒ヶ根に向かって車を走らせました。

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