「花挿しに囁く展」

今年も林秀行先生の個展が日本橋高島屋の隣の壺中居でありました。行ってきました。毎回、いつも人の絶えない個展です。先生のお人柄に集まった知らない者同士、先生との意義ある会話を楽しみました。2011/10/3~10/8

私「今は便利になって、植物染料でも材料の植物を煮出さないで、すでに煮出した液を染料屋で売っているんですよ」林先生「釉薬でも土でも調合されたものを使ったりするようになってる。土を採集してくるところからとは言わないけど、どんな土が合っているのか、自分の土にする工夫、捏ねて作っていくことが大事なんだと思う。」

私は最近、台所のIHで染めをする。便利なのが炎がないから、糸が焦げるという心配しないでいられる。けど、炎での微妙な調整がないのが良いのかどうか?という疑問を話すと林先生が全くそういう経験がないのではなく、よく知ってる上でなのでいいんじゃないかと言われた。

何でも便利になって面倒なことを省き、手軽に染めたりできるようになった。そういう商品が開発されていく。アートもそういう時代になったわけで、誰でもそこそこ上手くいける。それが本当に良いのかという問いかけをされている。先生の場合は陶芸なんだけど、どの分野も同じで、自分で一から作り上げていくことから見えてくるものにこそ、自分を成長させるものがある。そんな思いを強くした。

そんな話題などなど、なにげない話の中にピン!と感じるものがいつもある。けっして上から意見を言われるわけではなくて、誰もとも同じ高さにあって、分け隔てなく、そこに集まったもの全員と楽しい会話なんです。

林先生って、ほんとうに素晴らしい方です。造形大で陶芸を学ばれた方々が羨ましいです。

 

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