スェーター
いつのまにか増えてしまった変わり糸を取りに織り部屋に行った。ずいぶん長いこと整理しないで突っ込んだままになっている幾つかの箱の中を探していると紙袋に入った編みかけのスェーターが目に止まった。確か30年以上前に自分用に編みかけたセーターだと思う。
これ今でも続けることができるのか?どう編むのか、どういう形なのか、全く覚えていない。紙袋から出すと一緒にメモとパターンを書いた包み紙が出てきた。メモには詳しく作り方が書いてある。これは誰が書いたのか、私の伯母なのか、それともサノさん(主人の下宿先だった)なのか? 尋ねるにはあまりにも遠くにいってしまった。
「・・・でせう」と書いてある。仕舞ってある伯母の手紙にもこの旧かなづかいがある。
ピンクのスェーター、続きを編んでみようかな。
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