ニュージーランド

謹賀新年

 明けましておめでとうございます!

 さて今年の干支はうさぎ、ということで今から10年前に出会ったうさぎです。どういうわけか、逃げないコでした。同じ頃にウサギを抱く子たちです。

 あれから10年、すっかり大きくなりました。

今年もよろしくお願いします。

散歩道

ノースコートのバス停近くにはカウントダウンという名のオーストラリア系列のスーパーマーケットや中国韓国の店、図書館、子どもの遊び場などがあるので周辺を散歩することも多いのですが、それとは逆の方向のHillcrestのフードマーケットに買い物がてら、散歩に行きました。前から気になっていた場所に。。。

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それは「Stancich Reserve」と書かれている公園のようなところ。Reserveって、どうも保護区のような所らしい。で、入ってみました。

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歩道がちゃんと造られている。でも公園と違って、こどもの遊び場はない。所々にベンチがあって、休むことはできる。先に進んでみる。

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ランニングしている人がいる。けどホントに静かで人に会うことが少ないから、なんとなく落ち着かない。この周辺は住宅地と小規模な店があるだけなので、そんなに人が通らないのかも。
下の写真、よく見て!ベンチが小さく写ってる。こんなに広い。撮った場所にベンチがあって、そこから写真を撮ったけど、全体を撮るのは無理だった。下の写真は森の真ん中のみで上が右、下が左。

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ベンチの大きさに比べると木々の高さがわかるでしょ。ニュージーランドの木々の生長は早く巨大化する。日差しが強く日照時間が長くて雨が多いから。雨は激しいけど、30分ほどで上がってしまう。話は逸れるけど、風が強いから傘はささない人が多い。私が持参した傘は全て、一日で壊れてしまった。

この森の中に進む遊歩道が造られている。歩いてみました。

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ここはあまり人の手が加わっていないような気がします。保護区として残すことに意味があるのかも。鳥の声が聞こえる。飛んでいるのも見かける。けど高い木に上にとまっているので写真で捉えることはできなかった。

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遊歩道は一旦、川沿いの住宅地に出る。その場所にはベンチもあり、日が射して明るくてほっとする。振り返って木々を眺めていると鳥がとまっていました。遠すぎて何の鳥なのか、確認できなかったです。

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そして蝶が舞って、止まりました。

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あとで知ったこと。ここは広大な土地をもっている地主さんの庭だったのです。周りがどんどん住宅地になってしまって、森が消えていくのを憂いて、この庭を寄付したのだと言う。ニュージーランドにはこういう保護区があちこちにある。

後日、この森で見かけた鳥。きれいな花かと思ったのですが。。これはオーストラリア原産のナナクサインコだと思います。この鳥はここにはたくさんいます。

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そうそうこの国固有種のTuiも散歩道で出合いました。首に白いぼんぼりをつけて、美しい声で歌う。

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アルバート公園で

schoolholidayで家にいる孫と一緒にアルバート公園に行く。

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こういった大木が普通にあるのがニュージーランドです。この国では親(それに代わる人)は子どもが15才になるまで常に一緒にいるという義務が法律で定められてます。ですからschoolholidayになると家族連れがよく見られるようになります。

公園でも木登りする子どもとお父さんという光景に出会いました。そこで。。

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大きな公園のあっちの木、こっちの木と登ってみる親子でした。この木は滑りやすく登るのに苦労しながら。。。でもこれが楽しいのですよね!

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桜の花が咲き始めてました。日本の桜に比べると花が少ないような。この国の花は椿にしても木蓮にしても花がつき過ぎなのに桜はあわないのかな?

季節は違うけど、木蓮はこんなです。

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北に行く 二日目

次の日、朝7時、予約していた最北端往復のバスがホテルまで迎えに来ました。バスの中にはすでに三人の乗客が乗ってました。さあ!出発です。バスはあちこちのホテルに寄って乗客を乗せていきます。狭い橋をキリキリで渡ったりしながら最終的に30人以上になりました。いろんな国の人が乗ってました。日本人の方も。。。お仕事でNZに来られて二年ほど、11月に帰国するので小学生の娘さんと。

このバスは最北端のレインガ岬の灯台に向かい、その後、タスマニアビーチを90マイル南下するというツアーでした。
かなり遠い行程なので所要時間は11時間となります。まずは最初の休憩、Manginanginaというカウリの森に立寄り、遊歩道を歩くとNZで四番目に高いカウリの木を見たのですが。。日本人の方と話していて、これだったのかしら?でした。

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バスは途中、ランチ休憩した後、山というか丘をアップダウンしながら延々と走ります。普段、見ている牧場に比べると、この辺りの牧場は広い敷地をもち自然が残っている場所も多く荒々しい光景だと感じました。一本道だけど、延々とアップダウンが続くのでこの道をマイカーで運転するのは辛いかもしれないです。

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バスの運転手さんは常時、マイクをつけて、よく喋ります。基本的に走っている場所の説明です。が、私には早くて聞き取れないので息子の翻訳説明を聞きながら。。ぐーぐー。。けっこう他の乗客も寝てました。

さて、ここは緑と白と青が美しい場所ということで「カメラスポットです」とバスは一時停車しました。ブルーがきれいです。

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砂山の向こうはタスマニア海です。もうすぐ最北端です。

バスが駐車場に止まりました。
さあ最北端の灯台に向かいましょう!
灯台を目指して歩きながら、左手を見ると美しいビーチです。波は荒いですが。。
これはタスマニア海です。

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灯台が見えます。どんな人も歩かないと到達しない。けっこうな道のりですが、歩く歩く!!

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着きました!!
こんなに大振りな標識もないかも。TOKYO,LONDON,SYDNEY,LOS ANGELES…

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下を見るとタスマニア海と太平洋がぶつかり合ってます。すごく激しいタスマニア海です。

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バスは最北端の灯台を後にして、砂丘に向かいました。ここではソリで砂丘滑りを体験。

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登ったり滑ったりを繰り返し、子ども達は大喜びでしたが、ふたつのソリを抱えて登るパパは。。いい運動になりました。さて、そこからバスは突如、海に向かって行きます。私は行程をあまり知らなかったので、なんで?大型バスが川の中をどんどん進むのだろうと思ってました。そしてバスがタスマニア海に出て、戻らないで海岸線を南下しはじめて、これは凄い!と思ったのでした。

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どこまでも続く海を右に見て、かっては移住者が住んでいて、今は不毛の大地を左にバスは進んで行きます。ビーチは時折、川の流れと合流し少し深くなってますが、バスはその間の浅瀬をぬうように進んでいきます。運転手さんが時には深みにはまって動けなくなる時もあると言う。

タスマニア海の波の荒さが続きます。この場所にたどり着いた入植者は漁に出るのも命がけだっただろうと想像してしまいました。カウリの木とか、砂金とかが採れた時は良かったでしょう。けど、それを採り尽くしたら、住むにはキビシいところだったに違いないと思うのでした。

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人が放棄してしまった場所に野生の馬が棲む。

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90マイル、ただただ、この海岸線が続くのも驚きでしたが、そこをバスを走らせるという企画はたいへん面白いです。オットセイもいましたよ!

普通車も走ることはできるけど、海水と砂がつくのでお薦めできないです。(バスは岐路の休憩所で洗車してました。このバスの日課だそうです。)レンタカーで入れないのはそこにあると思うし、深みにはまったら大変です。

このバスツアー、北に旅行される方にはお薦めです!!

その後は帰るのみでホテルに着いたのは18時過ぎでした。長い一日でした。

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